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<title>いい塩梅の放課後日誌</title>
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<title>歴史小説と歴史観</title>
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<description>　「『坂の上の雲』と司馬史観」（中村政則　著　　岩波書店　本体１８００円　200...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　「『坂の上の雲』と司馬史観」（中村政則　著　　岩波書店　本体１８００円　2009/11　発行）を読みました。歴史小説と史実、歴史観・・・は、難しいとあらためて思いました。史実をもとにして歴史をどうとらえてどう教えるかは実に難しいです。特に、近現代史は・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　さて、この本は、司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」を中心に扱った、司馬氏の歴史観（司馬史観）を多角的に検証する研究論文と言えます。研究論文なので読み応え十分です。しかし、気楽に普通に読める「読み物」でもあるので、読みやすい論文とでも言えばよいでしょう。&lt;br /&gt;　まず、第一章で、「坂の上の雲」とは何か・・・という問いを立てて、歴史的事実とこの歴史小説との「ずれ」を冷静に論じています。そして、「坂の上の雲」を「安心史観をベースにしたエンターテイメントの性格が濃厚なのである。」と結論付けます。つまり、歴史の事実を描くというよりも、暗い話や戦争犯罪など、問題となるようなことは極力避けて、安心して読める小説だと主張していると思いました。&lt;br /&gt;　次に、第二章では、青春物語としての「坂の上の雲」の意義にも触れ、秋山兄弟と正岡子規それぞれについて論じています。&lt;br /&gt;　さらに、第三章として近現代史をどう見るかという問いを立てて、「明るい明治、暗い昭和」という二項対立史観でよいかとして司馬史観の問題点を明らかにしています。民衆の時代と言われる大正期を司馬氏が扱わない問題点にも触れています。&lt;br /&gt;　読んでみて、さまざまな史実にどのように向き合うべきか、歴史小説のどこに注目するべきかを考えさせられました。そして、歴史小説をそのまま細部まで史実と思ってしまってはいけないとあらためて痛感しました。&lt;br /&gt;　昨年末ＴＶで放映された「坂の上の雲」の続編を観る上でも参考になる一冊でした。&lt;/p&gt;</content:encoded>



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<title>忘却と切り替えの必要性</title>
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<description>　『忘却の生理学』（外山滋比古　　筑摩書房　本体1200円　2009/12　発行...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　『忘却の生理学』（外山滋比古　　筑摩書房　本体1200円　2009/12　発行）を読みました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　この本は、外山滋比古氏のご存じ「思考の整理学」の続編です。外山氏はまえがきで次のようなおもしろいことを述べています。&lt;br /&gt;　「記憶と表裏をなす忘却があるという考え方である。ナマの知識は使いものにならない。忘却をくぐらせて枯れた知識のみが新しい知見を生み出す。大工は生木で家を建てない。」&lt;br /&gt;　実におもしろい表現で忘却の大切さを述べています。&lt;br /&gt;　また、本文でも「田舎の学問より京の昼寝」ということわざを持ち出して、「休みが必要」であり、「忘れる時間がないといけない」と述べています。&lt;br /&gt;　さらに、それに関連し、小中学校での時間割を例に出して、細切れでバラバラに教科の勉強をする効用も述べています。&lt;br /&gt;　長い時間の同じ思考は続かないから、ハイブリッドカーのような切り替えが必要で、「ハイブリッド思考」をすすめている本と言えるでしょう。&lt;br /&gt;　切り替えは、どのようなことにも大切だと再認識できました。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>経済・政治・国際</dc:subject>

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<title>野村監督関連本として</title>
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<description>　野村監督の関連本として、『「野村学校」の男たち』（永谷　脩　徳間書店　本体１３...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　野村監督の関連本として、『「野村学校」の男たち』（永谷　脩　徳間書店　本体１３００円　2009/09　発行）という一冊がある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　この本は、野村監督の「教え」を受けた男たちのエピソード集となっている。&lt;br /&gt;　聞き書きのスタイルで書かれているので、読みやすく、読んでいて語られるエピソードに引き込まれてしまう。&lt;br /&gt;　全部で３７人の男たちが登場するが、その男たちの魅力も語りの中からあふれ出てきて、野村監督の魅力と絶妙のハーモニーを奏でている。&lt;br /&gt;　山崎武司、岩隈久志、草野大輔ら楽天の選手をはじめ、宮本慎也、荒木大輔、渡辺久信、稲葉篤紀、平尾博嗣、成本年秀・・・と多彩な顔ぶれが登場してくるので、野村監督の「人づくり」の幅広さを感じるとともに、野球というスポーツを仕事にすることで「考え方」「生き方」を教えるという野村監督の指導者としての一貫した姿勢と情を感じ取ることができた。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>書籍・雑誌</dc:subject>

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<title>時間は足早で公平である</title>
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<description>学生時代、私の愛読書のひとつは、住井すゑ氏の「橋のない川」であった。映画にもなっ...</description>
<content:encoded>&lt;p class=&quot;MsoNormal&quot; style=&quot;MARGIN: 0mm 0mm 0pt&quot;&gt;&lt;span style=&quot;FONT-FAMILY: &amp;quot;ＭＳ 明朝&amp;quot;,&amp;quot;serif&amp;quot;; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century&quot;&gt; 学生時代、私の愛読書のひとつは、住井すゑ氏の「橋のない川」であった。&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;FONT-FAMILY: &amp;quot;ＭＳ 明朝&amp;quot;,&amp;quot;serif&amp;quot;; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century&quot;&gt;映画にもなっている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p class=&quot;MsoNormal&quot; style=&quot;MARGIN: 0mm 0mm 0pt&quot;&gt;&lt;span style=&quot;FONT-FAMILY: &amp;quot;ＭＳ 明朝&amp;quot;,&amp;quot;serif&amp;quot;; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century&quot;&gt; その第７部の「あとがき」に次のような一節がある。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p class=&quot;MsoNormal&quot; style=&quot;MARGIN: 0mm 0mm 0pt&quot;&gt;&lt;span style=&quot;FONT-FAMILY: &amp;quot;ＭＳ 明朝&amp;quot;,&amp;quot;serif&amp;quot;; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century&quot;&gt;『くる日も、くる日も、時間は私の横をすり抜けて行きました。すり抜けて行く時間をつかまえようと、私はけんめいにつとめました。けれども、時間は足早で、私の努力などまるでみとめてはくれません。呆れて、二日休み、三日なまけ、四日、そっぽ向き・・・・という有様で、とうとう、予定が二年以上もズレてしまいました。それでも年齢が年齢だから、仕方ないさ・・・・と、結局は自己弁護。全く、ズルイはなしで、ごめんなさい。』&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p class=&quot;MsoNormal&quot; style=&quot;MARGIN: 0mm 0mm 0pt&quot;&gt;&lt;span style=&quot;FONT-FAMILY: &amp;quot;ＭＳ 明朝&amp;quot;,&amp;quot;serif&amp;quot;; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century&quot;&gt; 今は亡き住井氏は、当時９０歳である。その住井氏が「全く、ズルイはなしで、ごめんなさい。」というのである。なんと自分に厳しいことか。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p class=&quot;MsoNormal&quot; style=&quot;MARGIN: 0mm 0mm 0pt&quot;&gt;&lt;span style=&quot;FONT-FAMILY: &amp;quot;ＭＳ 明朝&amp;quot;,&amp;quot;serif&amp;quot;; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century&quot;&gt; 「橋のない川」のテーマはみなさまご存知の通り「差別」である。自分に厳しいからこそ、このような重いテーマを長年に渡って自分を見失わずに書き続けられたのだろう。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p class=&quot;MsoNormal&quot; style=&quot;MARGIN: 0mm 0mm 0pt&quot;&gt;&lt;span style=&quot;FONT-FAMILY: &amp;quot;ＭＳ 明朝&amp;quot;,&amp;quot;serif&amp;quot;; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century&quot;&gt; 時間は足早である。なかなか努力を認めてはくれない。少しぐらいの努力なぞ全く相手にもしてくれない。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p class=&quot;MsoNormal&quot; style=&quot;MARGIN: 0mm 0mm 0pt&quot;&gt;&lt;span style=&quot;FONT-FAMILY: &amp;quot;ＭＳ 明朝&amp;quot;,&amp;quot;serif&amp;quot;; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century&quot;&gt; そして、時間は公平である。みんなに１日２４時間が与えられている。しかし、時間は人生においては無限にあるわけではない。有限で、公平で、足早な時間を相手に、人はそれぞれ生きているのである。その時間をどのように使うのか、走るだけではなく、たまには立ち止まって考えたい。住井氏のように自分に厳しく。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>

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<title>　夏の読書は涼しいうちに</title>
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<description>　夏の読書は涼しいうちに・・・である。とくに早朝に散歩をして読書をすると気分爽快...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　夏の読書は涼しいうちに・・・である。とくに早朝に散歩をして読書をすると気分爽快。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　さて、「ステップ」（重松　清　中央公論新社　本体１６００円　2009/03　発行）を読んだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　この本は、父子家庭を題材にした小説だ。&lt;br /&gt;　父子家庭の女の子の２歳から小学校を卒業するまでの10年間が、温かな視点で&lt;br /&gt;さりげない問題提起をする鋭く確かな筆致で描かれる。&lt;br /&gt;　一つ一つの小さいようで大きな課題を、父と娘が周囲の人々とともに乗り越え&lt;br /&gt;て共に成長していく過程を、読者は、父の目から娘を見ながら、（父にとって&lt;br /&gt;の）義父、義母とのかかわりや保育所、学校とのかかわりを中心に読み進めるこ&lt;br /&gt;とになる。&lt;br /&gt;　そして、父と遺影で登場する妻（母）、父の気になる女性たちとの会話が軽妙&lt;br /&gt;で読んでいて小説の中に引き込まれてしまう。&lt;br /&gt;　子供の成長には、寄り添う周囲の大人の存在が欠かせないことを改めて感じた&lt;br /&gt;心温まる小説だった。&lt;br /&gt;　親として、短いお盆休みに読むのにもよい一冊だと思った。親でなくても、子育てが済んでいても、もちろん読んで楽しめる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>書籍・雑誌</dc:subject>

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<title>駅伝小説</title>
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<description>　「チーム」　（堂場　瞬一　 実業之日本社　 本体１６００円　 2008/10　...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　「チーム」　（堂場　瞬一　 実業之日本社　 本体１６００円　 2008/10　発行）を読んだ。　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　この本は、スポーツを題材にした小説だ。そして、題材にしたスポーツは、「箱根駅伝」だ。箱根駅伝は、その苛酷さとドラマ性ゆえに近年注目されてきた大学生の「長距離」陸上競技である。&lt;br /&gt;　タイトルにもなっている「チーム」として取り上げているのは「学連選抜」。&lt;br /&gt;　「学連選抜」とは、予選会で敗れた各大学のチームから選抜した選手による「寄せ集め」のチームのことである。&lt;br /&gt;　その「寄せ集め」のチームがどのようにして「チーム」となり、箱根駅伝に臨み、その箱根駅伝でどのような結果を出すか・・・がフィクションとして人間模様中心に描かれている。&lt;br /&gt;　駅伝レースの場面では、ハラハラドキドキ・・・という展開とテンポのよい筆致で読者の心をとらえる。&lt;br /&gt;　予選会で敗れた「敗れし者」たちのチーム「学連選抜」が勝利を賭けて挑む二日間の箱根駅伝はどのような結果になるのか・・・。&lt;br /&gt;　まさに感動の駅伝小説である。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>書籍・雑誌</dc:subject>

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<title>学力とは何か・・・</title>
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<description>「学力とは何か」諏訪哲二　洋泉社　本体７４０円　2008/12発行 　上記の本を...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;「学力とは何か」諏訪哲二　洋泉社　本体７４０円　2008/12発行&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　上記の本を読みました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　この本の主張は次のとおりです。&lt;br /&gt;　「学力低下はゆとり教育のせいではない。子ども・若者たちの生きる姿勢や社会とのつながりの変化から発生したことを直視せよ。」&lt;br /&gt;　明快に主張していて読んでいて気持ちがいい本になっています。&lt;br /&gt;　そして、本書を読み進めると思い当たることが多く、この主張に共感していきます。（当然、読者によっては反発を感じることもあるでしょう。）&lt;br /&gt;　「『ゆとり・生きる力』派が子どもは社会から構成されると考え、人間的主体、市民的主体のありようを模索しているのに対し、『学力向上』派は子どもは勉強すればいい。勉強すれば立派なおとなになると単純に思い込んでいる気配がある。」&lt;br /&gt;　「普通、小学校の教師は自分たちがいま教えていることを、その子たちの大学受験に結びつけて考えない。つまり、多くの小学校教師は『学力向上』派ではなく、『人間形成』派である。『人間形成』の中に『学力形成』が入っていると思っている。」&lt;br /&gt;　哲学的で難解な部分もありますが、藤原校長さんの和田中の「夜スペ」や陰山英男さんの「本当の学力をつける本」などにもふれながら、現状の教育、学力を論じているのでわかりやすくまとまっています。&lt;br /&gt;　著者は、教育現場を知っている元高校教師ですから、「そうなのか」「なるほど」と思うことが多い本です。&lt;br /&gt;　　&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>

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<title>芸術言語論</title>
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<description>「芸術言語論」への覚書（吉本隆明　李白社　本体１７００円　2008/11発行） ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;「芸術言語論」への覚書（吉本隆明　李白社　本体１７００円　2008/11発行）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　戦後思想界の巨人、吉本隆明が80歳を超えて綴る知的エッセイ集というべき本&lt;br /&gt;です。&lt;br /&gt;　神話伝承や古謡などについて語っている「言語芸術論」もさることながら、吉&lt;br /&gt;本隆明の生い立ちや生き方にもふれている「人生についての断想」がなかなかお&lt;br /&gt;もしろくて一気に読める内容でした。&lt;br /&gt;　その内容の一部を紹介しますと、「勉強よりも時間のテンポを合わせる」「遊&lt;br /&gt;びを知っていた漱石、生涯遠慮していた鴎外」「実生活で人の役に立つ知とは何&lt;br /&gt;か」「枝葉ではなく幹を捉える」「知識を養うと愛はどう変貌するか」「ウマが&lt;br /&gt;合う人と合わない人は何が違うのか」「夫婦が別れないために必要なこと」とい&lt;br /&gt;うような内容です。難しく興味深い内容を戦後思想の巨人が上手に料理してわか&lt;br /&gt;りやすく知的に語ってくれています。&lt;br /&gt;　また、最後には、家で飼っているねこについて独特の目線で語っていて、実に&lt;br /&gt;楽しく読むことができた一冊でした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　過日、テレビで「芸術言語論」を語る吉本隆明氏を拝見しました。高齢になられても意気盛んに思想を語る吉本氏・・・。さすがだと感服しました。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>書籍・雑誌</dc:subject>

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<title>難しい内容を解き明かすエッセイ</title>
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<description>　「学問の下流化」（竹内　洋　　中央公論新社　本体１９００円　2008/10発行...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　「学問の下流化」（竹内　洋　　中央公論新社　本体１９００円　2008/10発行）を読みました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　この本は、大学教授の学問的なエッセイだというのが読んだ印象です。筆者は社会学が専門の大学教授です。&lt;br /&gt;　エッセイの内容は、「蟹工船ブーム」や「フリーター」、「オタク化の進む学会」、「格差社会」、「知識人群像」、「大学改革」、「変わりゆく学生文化」、「夏目漱石」・・・・・と多岐にわたっています。どのエッセイも学問的に事実と文献をもとに検討しているので「なるほど」と思わせられる内容になっています。多少難解な言葉が使われているので、読みにくい部分もありますが、社会学の教科書を読むような感じはしません。&lt;br /&gt;　そして、エッセイとエッセイの間に「読書日記」が9編掲載されていて、この日記が興味深く面白いものでした。このような読書日記は、読書好きには「たまらない」ものです。同じ読書好きとして、どのような本をどのような状況で読んで、その時にどのようなできごとがあって、どのように思っているかがわかるのが面白いのです。&lt;br /&gt;　少し難しい内容を、エッセイにして解き明かしてくれる一冊です。　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>



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<title>新たな教育論を発見！</title>
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<description>　「街場の教育論」（内田　樹　ミシマ社　本体１６００円　2008/11発行）を読...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　「街場の教育論」（内田　樹　ミシマ社　本体１６００円　2008/11発行）を読みました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　新たな発見というか気づきがあり、貴重な視点を与えてくれる教育論だと思いました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　著者は、フランス現代思想が専門の大学教授です。その著者の「比較文化・文学」の講義を加筆修正して本にまとめたものです。内容は難しいのですが、学生向けの講義なので？読みやすくわかりやすくなっています。そして、おもしろい！のです。&lt;br /&gt;　難しいのですが、よく考えてみると当り前のことが書いてある・・・という印象の内容です。&lt;br /&gt;　逆にいえば、教育改革をめぐる教育論が当たり前のことを前提にしていない・・・ということもできます。&lt;br /&gt;　たとえば「教育制度を『新品と取り替えること』は不可能である以上、『教育改革』というのは、『ありもの』の機構と『ありもの』の教員の潜在的なパフォーマンスをどうやって最大化するかという国民的課題に収斂します。」とか「文科省の行政指導の中に『教師に自信を与え、勇気づけ、自尊感情をもたらす』ことを目的として立案された政策は一つもありませんでした。」という&lt;br /&gt;ような極めて重大な指摘を当たり前のようにしているのです。考えてみれば当たり前だけれど、忘れてしまっている点を指摘しているのです。改めて、自分の思考がいかに硬直化しているかを痛感した本でもありました。&lt;/p&gt;</content:encoded>


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