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2008年12月28日 (日)

新たな教育論を発見!

 「街場の教育論」(内田 樹 ミシマ社 本体1600円 2008/11発行)を読みました。

 新たな発見というか気づきがあり、貴重な視点を与えてくれる教育論だと思いました。

 著者は、フランス現代思想が専門の大学教授です。その著者の「比較文化・文学」の講義を加筆修正して本にまとめたものです。内容は難しいのですが、学生向けの講義なので?読みやすくわかりやすくなっています。そして、おもしろい!のです。
 難しいのですが、よく考えてみると当り前のことが書いてある・・・という印象の内容です。
 逆にいえば、教育改革をめぐる教育論が当たり前のことを前提にしていない・・・ということもできます。
 たとえば「教育制度を『新品と取り替えること』は不可能である以上、『教育改革』というのは、『ありもの』の機構と『ありもの』の教員の潜在的なパフォーマンスをどうやって最大化するかという国民的課題に収斂します。」とか「文科省の行政指導の中に『教師に自信を与え、勇気づけ、自尊感情をもたらす』ことを目的として立案された政策は一つもありませんでした。」という
ような極めて重大な指摘を当たり前のようにしているのです。考えてみれば当たり前だけれど、忘れてしまっている点を指摘しているのです。改めて、自分の思考がいかに硬直化しているかを痛感した本でもありました。

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